メーター内にバッテリー警告灯が点灯して、しばらくしたらエンジンが止まってしまったとのことです。
バッテリーの電圧を測ると10.5Vしかなく、オルタネーターB端子で電圧を測ると同じく10.5Vでした。さらに充電量を測ると-10Aだったので、オルタネーターが発電していません。
オルタネーターを見積もるとリビルト品にもかかわらず126000円もするので、部品商に聞くと水冷式のオルタネーターだとわかりました。
オルタネーターを脱着していくと冷却水路のケースにオルタネーターがすっぽりと収まっていました。
バッテリーが弱っていたので充電するとしっかりと回復したので、1つ費用負担が減りました。
オルタネーターを交換しエンジンを始動すると警告灯も消えて、電圧も14.5Vで正常になりました。
セルモーターは回るがエンジンがかからないとのご依頼です。
まずはスキャンツールで故障コードを呼び出すと故障コードはありませんでした。
「エンジンかからず」で故障コードが無いとコントロールユニットでモニタリングしていないのは、フーエルポンプではないかと推測してフューエルポンプの電源を確認すると、電源はあるのでフューエルポンプリレーとコントロールユニットは問題ないとわかりました。
次にフューエルポンプを外して単体点検をしたら全く動きませんでした。フューエルポンプとフューエルフィルターはセットで交換ですが、予防の意味でフューエルポンプリレーも一緒に交換しました。
全てを交換してエンジンを始動すると一発でエンジンがかかり、走行テストでも気持ちよく吹け上がります。
ウォッシャータンクを一杯にしても暫くすると警告灯が点灯するとのご依頼です。
弊社でもウォッシャータンクを満タンにして漏れを見ていましたが、1日経っても漏れてきません。
カバーが邪魔して垂れてこないのではないかと思い、フェンダーの中にあるウォッシャータンクを直接見ましたが漏れていません。
夜遅くなったので諦めて帰ろうとしたら、ポタンポタンと水の垂れる音が聞こえてきました。
どこから聞こえるのかと思ったらX5から聞こえてきたので、耳を澄まして聞くと左後の下からのようなので、アンダーカバーを叩いたら水が落ちてきました。
ここにリアウォッシャーの配管が通っているのかと思いカバーを外すと、フロアのメクラから水が垂れてきました。
次に左後ろのフロアカーペットをはがすと、フロアが水浸しになっていたので、漏れている場所を特定するために水を拭き取ると右前から水が出てきました。
お客様にフロアカーペットを全てはがさないと漏れている場所を特定できない、と伝えるとリアウォッシャーは使えなくていいので漏れないようにしてくださいと依頼されました。
ウォッシャータンク部でリアウォッシャーホースを外し蓋をして、モーターのカプラを外してリアウォッシャーを使えなくしました。漏れを見ていてもフロアには水も出てきませんし下にも垂れません。
これで不具合が解決して、お客様のご要望にも答えられたので結果オーライでした。
ガラスを下げたら突然ガラガラという音がしてガラスが上がらなくなってしまってのご入庫です。
パワーウインドスイッチを押すとドアの中でグッと音がしているので、モーターは問題ないと判断してドア内張りを外し、パワーウインドレギュレーターを見るとこのようにワイヤーが切れていました。
パワーウインドレギュレーターを交換して作動点検をして完了です。
エアコンが効かないので見て欲しいとのご依頼です。
点検するとブロアモーターが回っていないので、冷たい風が出てきません。テスターで見ても故障コードはありませんでしたので、手作業で診断していきます。
診断結果はブロアモーターの不良でした。
ブロアモーターを交換してエアコンの効き具合も見て完了です。
一度エンストしたので不安だから見てください、とのことで入庫しました。
スキャンツールで診断すると、「クランクシャフトセンサー シグナル」と「インレット・エキゾーストカムシャフトセンサー」の故障コードが入っており、走行テストをしたのですが、エンストの症状がでませんでした。
エンジンが止まる原因はクランクシャフトセンサーが関係しているので、お客様にお話しして一つずつ悪いところを潰していく提案をし、ご理解をいただきました。
早速、クランクシャフトセンサーは不良とでているので交換をして、走行テストをしようと工場を出たところでエンストし、しばらくかかりませんでした。
再びスキャンツールで診断すると、今度は「インレットカムシャフトセンサー シグナル」が入力されて、故障コードを消してエンジンをかけたら、すぐにエンストして同じ故障コードが入力されました。
次にINカムセンサーを交換して、走行テストを3回ほど繰り返してもエンストはしませんでした。
輸入車の修理は故障の原因が一つではない時があるので、一つずつ不良個所を潰していくやり方になることがあります。お客様にも負担をかけてしまいますが、ご理解をいただきますよう宜しくお願い致します。
最近エンジンオイルの減りが多いので見てくださいとのご依頼です。
アンダーカバーを外すと右前部分の漏れが激しく、上から垂れているように見えるので上から見ると、シリンダヘッドの前にポンプのようなものが付いていて、ここからオイル漏れしているようです。
これはブレーキブースターのバキュームを作り出すポンプでカムシャフトで駆動されています。
ポンプを交換しないとオイル漏れは直らないので交換し、エンジン前部とアンダーカバーをきれいに洗浄して走行テストです。漏れもなくなり安心して乗っていただけます。
運転席側だけヒーターが効かないそうです。
確認すると助手席は暑いくらいなのに運転席は冷たいままです。
まずはスキャンツールで故障コードを呼び出しても何も入力されていませんでした。
次に実測値を見るとヒーターの温度が左右で明らかに違います。先にヒーターバルブに指示電圧が来ているか確かめるとあるのでヒーターバルブの故障に間違いないと思われます。
ヒーターバルブを外してバルブの作動を見ると見事に運転席側のみ動きませんでした。
部品を交換してヒーターの効きを確かめると左右とも暖かく、スキャンツールで確かめても温度差はありませんでした。あとは漏れがないことを確認して完了です。
車検整備時にブッシュからオイルが漏れたあとがあります、と指摘していたのを覚えてくれていて、
整備を依頼されました。
アームを外ずさずに特殊工具(SST)を使用して車上でブッシュを交換しました。
走行テストすると交換前よりハンドルのしっかり感が出たように思えます。
ハンドリングを気にされる方は交換する価値ありです。
突然エンジンからすごい音がするので見に来てと言われて行きました。
エンジンをかけるとガラガラとすごい音がするので、聴診器で聞くとオルタネータ付近から音がしています。
レッカー車で工場へ運び、ベルトを外して各プーリを回して調べたら、オルタネータのベアリング不良の音でした。それと、今はベアリングが回っていますが、始めにベアリングがロックして動かなくなり、
ベルトがスリップしたようで、ゴムの削りかすがオルタネータの周りに飛び散っていました。
オルタネータとベルトを交換したら、静かなエンジン音になりました。
オルタネータはリビルト品を使い、費用を抑えることができ、お客様にも喜んでいただけました。
昔はオルタネータのベアリングは定期交換部品だったそうですが、最近はほとんど壊れたことがなかったので、初めての珍しい事例になりました。
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