朝一番でエンジンをかけるとエンジンルームから物凄い音がするというので、車をお預かりして
翌朝エンジンをかけるとキーッと凄い音がしました。聴診器で聞いているとアイドルプーリ付近から異音がしているようなので、ドライブベルトを外すとアイドルプーリが手で回りません。ベアリングがロックしかかっていたようで、暫くすると音がしなくなっていました。このままにしていたらプーリがロックしてベルトが外れていたでしょう。アイドルプーリとベルトテンショナープーリはプラスチック製で出来ていて、対策品として鉄製のプーリに変更になっていました。両方交換したらとても静かになり、お客様の不安も解消しました。
走行中にサスペンションの警告灯が点灯しての入庫です。
スキャンツールで診断したところ、車高が異常に下がったという曖昧な故障コードしかなかったので、一晩様子を見たら左前だけ車高が下がっていました。
左前のエアーショックからエアー漏れがあったので交換しました。
その後は何事もなくジャガー本来のしなやかな乗り心地になりました。
30分位走行するとトランスミッション異常・トラクションコントロール異常のメッセージが出るそうです。症状を確認するため走ってみると、1日目は症状は出ませんでした。
次の日に乗ると症状が出て、エンジンが振れ始めアクセルペダルを踏んでもエンジン回転が上がらなくなる状態なりました。
エンジンを何度かかけ直すと通常に走れます。早速スキャンツールを使い故障診断をします。スロットルポジションセンサーの異常があり、センサーの見積もりをしたら、なんとスロットルボディASSYしか供給がなく部品代が300000万円もするというのも驚きでした。
お客様に中古品を使う選択もありますよと伝えましたが、長く乗りたいとのご要望で新品部品を使用しました。
スロットルASSY交換後にスキャンツールでアダプションを実行してから走行テストをしっかりと行い、不具合がでないことを確認して納車しました。お客様も不安が無くなり大変喜んでいました。
大きい段差で金属通しがこすれるような音がするというので、音の確認をすると結構大きな音がするので何が起きているのかと後ろに見に行くと、リアマフラーがブラブラで遮熱版に当たっている音でした。
どうやらバックした時マフラーをぶつけて前に押してしまい、パイプが曲がりマフラーバンドから外れてブラブラになったようです。
鈑金屋さんでフレーム修正する道具を借りてマフラーを後ろに引っ張りマフラーバンドにかかるよう修正しました。
小さな段差でもコトコトと音がします。何か外れて遊んでいるような音にも聞こえました。
リフトアップして下回りのガタを見ましたがありませんでした。
こういう時はサウンドスコープを使い、異音の発生源を絞り込んでいきます。
3回目でスタビライザー付近からの音が大きいので、試しにスタビライザーリンクを外して走行テストをしたらコトコトという音は出なくなりました。
早速スタビライザーブッシュとスタビライザーリンクを交換して走行テストをし、異音が出ないことを
確認して完了です。
細かい段差を乗り越えるとキシキシと音がするそうです。
早速走行テストをすると異音を確認できました。どこから出ているのか点検するとリアハブピボットベアリングから異音が出ていました。
どうなっているのか外してみるとベアリングが錆びてガタガタになっていました。本来はハブASSY脱着の作業ですが、なんとか出来そうなので車上で作業しました。
交換後に走行テストをするとキシキシ音も無くなり、ジャガーらしさが戻りました。
ヒーターホースからのにじみで原因が掴みにくい症状でした。
アッパーホースが突然外れたそうです。ホースバンドは緩んでいなかったので、アッパーホースとサーモカバーの劣化が考えられます。安全のため両方の部品を交換しました。
診断機で診断すると、ラムダーセンサーの不良でした。
サウンドスコープにて点検をしましたら、リアショックからの異音でした。
ショックアブソーバーを交換すると異音も解消されました。
ショックアブソーバーは70000kmを過ぎたころから消耗し始めます。早めの交換をおすすめします。
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