エンジンが暖まっていないのに、電動ファンがHIで回ってしまう、とのご依頼です。
スキャンツールで故障コードを呼び出すと、「水温センサーアウトレット側不良」と出ました。
水温センサーの抵抗値を測ると明らかに不良なので、交換して電動ファンの作動を点検しました。また翌朝再確認しようとしたら、同じ症状になりました。
スキャンツールで見ると同じ故障コードです。水温センサーのカプラで電圧を点検したら、一度目はプラス電源が来ていたのに、二度目では0Vになってしまいました。
エンジンECUから水温センサー間の配線を調べるとアース線が断線していることが分かり、配線を触っていたらカプラから配線が抜けてきました。カプラ内部で断線しかかっていたようでした。
配線をつないで電動ファンの作動を点検して、翌日もう一度点検して納車しました。
確認を怠ってお客様に渡して直っていなかったらご迷惑をかけるところでした。
昨日までエアコンが効いていたのに今朝は全然効かなくなった、とのご依頼です。
エアコンスイッチを操作しても涼しくならず、エアコンコンプレッサーが作動していないようです。
マニホールドゲージをつけてエアコンガス量を点検すると、0kg/c㎡でガスが全く入っていませんでした。
エアコンラインの漏れを点検していくと、圧力センサーがオイルでベタベタになっていたので原因はこれだと解かりました。
圧力センサーを交換、エアコンラインを真空引きし漏れのないことを確認して、エアコンガスとエアコンオイルを補充していきます。
最後にバーダルACフラーレンを入れて、再度漏れの点検をして完了しました。
10万kmを過ぎて心配なのでタイミングベルトの交換を依頼されました。
同時にウォーターポンプとドライブベルト、ベルトテンショナーも交換してくださいとのことです。
この年式になるとエンジンルームに手が入る隙間がなくなってくるので、色々と外していかないとタイミングベルトにたどり着けません。タイミングカバーの真ん中にエンジンマウントがついているのですが、なかなか出てこなくてえらい苦労をしました。
その後はウォーターポンプ・タイミングベルト・アイドルプーリ2個・タイミングベルトテンショナーを交換して、クーラントもせっかくなので一緒に交換しました。
これで安心して更に10万km乗れるようになりました。
停車しようとブレーキを踏むと、下からゴトンと音がするので見てほしいとのご依頼です。
早速症状を確認すると、ゴトンとものすごい音がしてタイヤが後ろに動いたので、足回りに何かガタがあるのではと感じました。
リフトアップすると案の定ロアアームブッシュが左右切れていました。
ブッシュはサブフレームに圧入されているのですが、弊社にはブッシュを抜く特殊工具があるので、サブフレームを降ろすことなく交換が可能です。
ブッシュを交換したら、異音もなくなり快適に走れるようになりました。
最近水温警告灯が赤く点灯するとのご依頼です。
クーラントはサブタンクに入っているので量の不足ではなく、暫くエンジンをかけていると警告灯が点灯しました。
電動ファンが高速で回り始めたのでオーバーヒートだと判断して、アッパーホースを触ると冷たいので予想が的中しました。
いつものようにサーモスタット不良だろうと思いながらも、念のためウォーターポンプの作動点検をしたところ、ウォーターポンプが不良でした。
早速ウォーターポンプを外してみると写真のように破損していました。これではクーラントが循環しないのでオーバーヒートします。
ウォーターポンプはタイミングベルトで駆動されているので、60000kmと少し早いですが長く乗りたいとのご要望でタイミングベルトも同時に交換しました。
また、安心して乗るためにサーモスタットも一緒に交換しました。
これだけしっかり直したので、安心して乗っていただけると思います。
駐車場にオイルの垂れたあとが段々ひどくなってきたので点検のご依頼です。
オイル漏れを点検するとエンジンオイルがタペットカバーから漏れていました。
この車のタペットカバーはインテークマニホールドを脱着しないと外せないので結構大がかりな作業になりそうです。
インテークマニホールドとスロットルバルブとサブタンク等を外していき、タペットカバーがやっと見えてきました。タペットパッキンを交換して元通りに組んでいきます。エンジン回りをきれいに洗浄して漏れの点検をして完了です。
「インマニ脱着」と聞くと大変な仕事になると思いましたが、思いのほか作業が順調に進んだので一安心でした。
エアコンが効かないとの御依頼です。
早速調べると冷たい風が出てきません。色々点検するとACコンプレッサーが内部ロックしていることがわかりました。
修理方法はACコンプレッサー交換とライン洗浄が必要となります。
お客様に了承を得て作業に取り掛かりまして、ライン洗浄に時間がかかりましたが無事に終わらせて、ACコンプレッサーを中古品に取り換えました。
作動点検をして、真夏でも快適なお車になりました。
ベルトが切れた原因はACコンプレッサーが内部ロックして、プーリーが回らなくなったことでした。
ACコンプレッサーが内部ロックすると、ライン洗浄が必要となります。
しっかり洗浄しないと、再修理の原因となります。
所定の部品を交換して作動点検をします。寒いくらいに冷えてくれたら一安心です。
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