1年点検の際にATF(オートマミッションオイル)の汚れが見つかりました。本来ATFは赤色なのですがこの車のATFは見ての通り茶色になっていました。
何か不具合が起きる前にATFを交換しないと大変なことになります。
722.6タイプのオートマミッションはトルクコンバーターにドレンコックがないので、以前のタイプのように全量オイル交換ができません。
弊社では循環させてオイル交換するので10リットル使用しますが全量交換できます。
オイルパンを外してオイルパン内部に溜まったもので不具合があるか点検し、オイルパンをきれいにしてからATスクリーン(オイルフィルター)も同時に交換します。
忘れずに最後にはバーダルTSLを添加します。
走行テストをしてオイル量を点検調整し、レベルゲージロックをして完了です。
3~40000km毎にATF交換をしたほうがベストコンディションを長く保てます。
弊社ではメルセデスベンツ722.6タイプのオートマチックトランスミッションが点検に入ったときは、必ずATカプラの漏れを点検します。
この部分はオイル漏れが表に出てくるくらいまで放っておくと、オイルが配線を伝って(毛細管現象というそうです)ATコントロールユニットに入り故障を引き起こしてしまいます。
このまま放っておくとコントロールユニットと配線交換の負担があるので、お客様の不利益にならないように他の修理は先延ばしにしても、このカプラ交換は最優先でやらさせてもらっています。
また1年点検で見させてもらいます。
1年点検中にライト点検でシフトレバーを動かしたら、カチャッという音が聞こえてきてシフトレバーを前後に揺するとガタがありました。
「シフトグロメットが無くなっているな」と思いつつ、内装装備類の点検を終わらせて下回りの点検に移り、シフトレバーの下を覗くと案の定シフトグロメットが無くなっていました。
メルセデスベンツではお馴染みの故障ですので、お客様に了承を得て部品も在庫しているので、2個一緒に交換しました。
交換後は新車当時の硬くもなく柔らかくもなく適度なシフトフィーリングになりました。
メルセデスベンツは修理後に新車の状態に戻るので修理のやり甲斐があります。
車検と同時期にバックしなくなってしまったようです。バックしないと車に乗れないので修理することに
なりました。お客様のご要望でバックギヤのみの修理ではなく、フルオーバーホールを致しました。
フルオーバーホールをするとシフトフィーリングの滑らかさとトルクアップしたような感覚になる力強さが
戻ってきます。
1年点検時にオートマチックトランスミッションオイルが汚れているのを発見しました。
オイル交換をしてリフレッシュです!
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