シリンダーヘッドを脱着する準備にとりかかります。
まずはプラグコード、デスビキャップ、タペットカバー、フロントカバーと外していきます。
いつもどおりにカムシャフトスプロケットを外し、タイミングチェーンを横にずらしヘッドボルトを取って、チェーンガイドのピンを抜こうとしたら特殊工具が入らず、ラジエーターを外さないといけなくなってしまいました。
インテークマニホールドを横にずらして、エキゾーストマニホールドはシリンダヘッドにつけたまま降ろしました。
エンジンの右前からオイルが漏れるのですが、シリンダヘッドボルト取付部よりも外側にオイルギャラリーがあるために年数が経つと、押し付けが甘くなり漏れ始めます。
弊社では漏れにくくする加工をしてシリンダヘッドを組み付けています。
今回は曲がりもほぼ無く、費用を抑えたいとのご依頼なのでシリンダヘッドの面研はせずにそのまま組み付けました。
予算があれば、ヘッド面研・バルブガイド抜き替え・バルブシート研磨を施工するとバルブの密着がよくなり、圧縮圧力が上がるので抜群にエンジンの調子が変わりますから、是非試してもらいたいですね。
チェーンガイドを点検すると、亀裂が見つかったのでここまでやったのだからとついでに交換しました。が、チェーンカバーは色々なブラケットがついているので、外すのに一苦労で大変な作業になってしまいました。
でもやった甲斐があり、新品部品を交換したあとは気持ちがいいものです。
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